ピグマリオニスム掲示板

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ヴァガータさんの印象記も好評  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月17日(土)00時45分58秒
  また、カネヴァッチさんら一行の動きとは別に、昨年の六本木クロッシング展ではじめて四谷シモンの人形を見てすっかり気に入ってしまったという京都大学イタリア文学科の教師ダニエラ・シャローム・ヴァガータさんは、神奈川近代文学館での澁澤龍彦展と四谷シモン講演を聴き、また『砂男』公演を見、それらをまとめた印象記をすでに書き上げてボローニャに送り、ボローニャの関係者からとてもいい反響を得ているそうです。
こちらも、ヴァガータさんの記事が載ったボローニャ大学のメンバーを中心とした雑誌が刊行されしだい、またご案内致します。
 

カネヴァッチさんらが帰国  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月17日(土)00時31分57秒
  ローマ大学のマッシモ・カネヴァッチさんら一行は、本日(16日)昼、無事ローマに向けて旅立ちました。
それに先立ち、昨晩(15日)、一行とコーディネイターのロディオンさんらがエコール・ド・シモンを見学&表敬訪問され、エコール・ド・シモンで別れの小宴がありました。
今回の『砂男』公演は、実はイタリア文化会館からも後援を頂いており、公演にはイタリア文化会館の代表としてダニエレ・ペンナッキーナさん(哲学専攻)らが来場されたのですが、カネヴァッチさんらと原宿駅で待ち合わせていたところ、ちょうどそこへ、まったくの偶然でイタリア文化会館関係者がとおりかかり、連絡を受けたペンナッキーナさんも、それならこれからみんなと合流して自分もエコール・ド・シモンを見てみたいとおっしゃって、結局、とても晴れがましくてにぎやかな見学会となりました。
エコール・ド・シモンが午後9時にはねてからの小宴では、陽気なカネヴァッチさん一行が次から次へとイタリアの歌を披露、まけじと、シェイラ・リベイロさんとブラジルからきたカネヴァッチさんのサンパウロでの弟子フラヴィアさんが、本場のサンバを披露するなど、エコール・ド・シモンが歌と踊りの場に一転しました。
ペンナッキーナさんは、今回の『砂男』公演ではじめて四谷シモンの作品をご覧になったのですが、すでにすっかり四谷シモンのファンになってしまわれたようで、カタログのなかの男の人形をみて、この作品はフランシス・ベーコン風だと、四谷シモンといろいろ話していました。
今日の出発がなかったら、宴会は果てしなく続いたかもしれません。
一行は、「今度はかならずローマで会いましょう!」の言葉を残して去っていきました。
 

カネヴァッチさんの著作  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月13日(火)09時14分21秒
  カネヴァッチさん、リベイロさん、そしてローマ大学の学生さん×6人の一行は、昨日、今回の『砂男』公演をサポートしてくれた御礼にイタリア文化会館を訪問し、カネヴァッチさんの著作『Una stupita fatticita(しびれるような事実性)』の日本語訳出版にいい感触を得たようです。四谷シモンに対し、日本語訳が出たときにはぜひ序文を書いて欲しいとの要請がありました。
なお、『Una stupita fatticita』は、ギャラリーメスタージャの四谷シモン展開催期間中、同ギャラリーで四千円で販売しております(カネヴァッチさんのサイン入り)。

また、今回のメスタージャの展覧会では、『砂男』の公演に使用された白いドレスを着た少女の人形も展示・販売されています。
 

『砂男』公演が終了  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月12日(月)00時56分41秒
  みなさん、昨日は『砂男』公演にお越し頂きありがとうございました。
昨日の公演は、来場者数こそ神奈川近代文学館での四谷シモン講演会に及びませんでしたが、内容的にはものすごい成功だったと自負しております。
ただ、私のなかでその感想がまだうまくまとまっていなということと、私が書いても客観性を欠くという二つの理由から、昨晩おみえになった四方田犬彦さんから、今朝、「 舞台の不思議な余韻は今でも続いています」というメールを頂いたことを紹介して、とりあえずの報告とさせて頂きます。
さてうってかわって今日は、昨晩の公演のために東京に来られたダニエラ・シャローム・ヴァガータさんから、明日から神保町のギャラリーメスタージャ(http://www.gallerymestalla.co.jp/、千代田区西神田2-3-5千栄ビル1階、TEL=03-6666-5500)ではじまる四谷シモンの人形とデッサンの展覧会の準備をぜひみせて欲しいというご依頼があったので、午後1時からヴァガータさんをご案内し、その後、四谷シモンとともに、国立近代美術館で開催されている「花と人形」展の最終日の展示にすべりこんで、ヴァガータさんに同館所蔵の四谷シモン作品『解剖学の少年』をお見せし、それから一転新宿へ移動して唐組の赤テントを訪問して唐十郎さんに挨拶し、またまた一転して紀伊国屋画廊に行き、四谷シモンの古い友人浜いさをさんの人形展を訪問するというかなりハードなスケジュールとなりました。
それでもヴァガータさんは四谷シモンとそれを取り巻く状況がものすごくよくわかったと、とても喜んで京都に帰られました。
ヴァガータさんは日本語がほとんどできないのですが、それでもなんだかんだと、三人で5時間ほどずっと話しをしていたことになります。ただ話といっても難しい話をしていたわけではなく、フェリーニ映画がとても好きでフェリーニを尊敬しているというヴァガータさんに合わせてフェリーニ映画の話をしたり、途中で四谷シモンがイタリア映画『刑事』のテーマ・ソングを歌い出したりと、和気藹々と、けっこう楽しく過ごすことができました。四谷シモンとヴァガータさんは、ともにフェリーニの『カビリアの夜』を見ていて、あのシーンがよかったこのシーンが良かったと、うまく波長も合ったようです。
 

初対面  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月10日(土)09時25分28秒
  昨晩は、念願かなってようやくカネヴァッチさんとお会いしました。ただ、今日の公演があるからというので、カネヴァッチさん、リベイロさんと話しができたのは1時間程度です。それでも、カネヴァッチさんの東京公演を応援しようとは、ローマ大学から10人ほどの学生がついてきたのにはびっくりです。
一方四谷シモンはというと、初対面のカネヴァッチさんがとても気に入り、カネヴァッチさんと別れた後も、今回のコーディネイター、ロディオンさんを誘ってお気に入りのバー・ナジャに行って飲み直したりしたりしました。ナジャのママによれば、「シモンは大事な本番の前の日は必ず飲む」とのことですので、飲みながら今日の本番へ向けてのテンションを高めていたのでしょう。
 

ペテロとパウロの対決  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月 6日(火)09時20分19秒
  ブラジルで田中泯さんに師事したことがあるというシェイラさんと日本の現代アートに関心をもっているロディオンさんは、もともと暗黒舞踏と土方巽さんにも非常に興味をもっていたのですが、その土方さんが四谷シモンはもとよりのこと、澁澤龍彦さん(ヴァガータさんは、この名前をとても覚えにくいという)ととても親しく、澁澤さんを非常に尊敬していたというと、身を乗り出すようににしていろいろきいてくるのですが、今回の澁澤展では、澁澤さんが葬儀委員長をつとめた土方さんの葬儀の様子をおさめた映像を上映しており、二人はそれを身を乗り出してみていました。
また、今回の澁澤展のポスターは細江英公さんが撮影した写真をつかっていますが、その細江さんが、澁澤さんだけでなく、土方さん、四谷シモンを(そして三島さんを)写した写真家であると説明すると、また大きくうなづくという感じでした。

(5月9日〜31日まで、南青山の画廊「ときのわすれもの(http://www.tokinowasuremono.com/)」で細江英公さんの写真展が開催されます。四谷シモンもその初日に写真展にうかがう予定です。)

一方、澁澤展の三島由紀夫コーナーでは、ヴァガータさんからこの三島さんの手紙は何に関するものかという質問があり、イタリアの小説家ダヌンツィオ(ヴィスコンティの映画『イノセント』の原作者)の『聖セバスティアンの殉教』の翻訳を出版したときに、三島さんから澁澤さんに宛てて出された出版社を紹介してもらったことへの礼状だと説明すると、こちらはこちらで、今回の展覧会とイタリアとのつながりに納得するという感じです。

中華街では、初対面のシェイラさんとヴァガータさんがイタリア語で直接話したり、ヴァガータさんとロディオンさんがイタリアとロシアの文化的つながりについて英語で話したりと、とにかくさまざまな話題が飛び交いました。ヴァガータさんとロディオンさんの話のなかでは、ヴィスコンティ映画『山猫』の原作者ランペドゥーサの夫人はロシア人だったというエピソードが出てきたりして、興味深かったです。で、みんながロディオンさんにロシアのどこの出身かときくと、ロシアの南部で生まれたが育ったのは聖ペテルスブルクだというので、「じゃあ、サンピエトロで育ったということじゃない」と言うと、なるほどおもしろいということになり、まけずにシェイラさんが私だって「聖パウロ(サンパウロ)」の出身だというので、今度はみんなで、ペテロ(ピエトロ)とパウロは別人じゃないかとやりかえすなど、これはこれでとてもおもしろかったですね。
 

新記録!  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月 5日(月)22時40分44秒
  おかげさまで、本日の神奈川近代文学館での四谷シモン講演会は早々と満席となり、モニター室で聴講された方がでたばかりでなく、やむなく入場をお断りした方もあり、神奈川近代文学館での講演の最高記録となったそうです。ご来場くださったみなさん、どうもありがとうございました。またご来場頂けなかった方は、ほんとうに申し訳ありませんでした。
私の方はというと、ブラジルからおみえになったシェイラ・リベイロさんだけでなく、京都(イタリア)からおみえになったダニエラ・シャローム・ヴァガータさんへの対応の関係もあり、お見えになった方とゆっくりお話しすることができなかった事、お詫びしたします。
それでも、ロシア人のロディオンさんをはじめ外国からのお客さんは、戦後の日本の文化状況が具体的にとてもよく理解できたと、今日の講演と展覧会をとても気に入ってくれたようです(ロシアと澁澤龍彦はなんの関係もないようですが、澁澤さんの最初のサド選集は、マヤコフスキーの詩集をはじめソビエト関係の出版を行っていた彰考書院から出ているのですね。それとイタリア人ヴァガータさんは、若い頃の澁澤さんが好んでTassoと署名していたのを目ざとく発見していました。タッソーはイタリアを代表する大詩人ですから)。
講演終了後、あたらめてみんなで会場をまわり、記念撮影をして、それから中華街に繰り出して、遅くまで歓談しました。
乾杯はとりあえず「チンチン」「サルーテ」とイタリア語で切り出したのですが、それからポルトガル語(ブラジル)ではどう言うのとか、ロシアではどうなるのとかきいたりして、全員ができる共通言語がまったくなかったにもかかわらず、ものすごくもりあがりました。
さあ、次は西麻布スーパーデラックス(最寄駅は六本木)での『砂男』公演です。
 

海外からの聴講者  投稿者:如月  投稿日:2008年 5月 5日(月)08時39分49秒
  さて、今日はいよいよ四谷シモンの神奈川近代文学館での講演日となりました。カネヴァッチ夫人のシェイラ・リベイロさんが「日本語はわからないけどおもしろそうなので行きたい」と言ってきています。それと、京都大学でイタリア文学を教えておられるダニエラ・シャローム・ヴァガータさんからも、同じく、日本語はよくわからないながら講演に来場したいという連絡がきています。
いったいどのような講演になりますやら。
 

六時間話し通し  投稿者:如月  投稿日:2008年 4月30日(水)09時34分18秒
  昨日の初顔合わせは、とてもうまくいきました。
仲介者のロディオンさん(28歳!)が、とても流暢な日本語を話すので、日本語、英語、フランス語(リベイロさんにはフランス系カナダ人の血が混じっている)、イタリア語まぜこぜの会話でしたが、互いの意志の疎通もとてもうまくいきました。気が付いたら、四人の会話は、正午から午後六時まで続いていて、サンパウロからパリ経由で東京に着いたシェイラさんが疲れていなかったら、会話はもっと続いていたことでしょう。
飛び交った話題の豊富さは、とても簡単には書き切れません。シェイラさんは、四谷シモンの人形の宗教性、西洋性について疑問をもっていたらしく、それをストレートにぶつけてきたのですが、そのことが宗教論および宗教と身体性の問題に転じていくという感じで、しまいには、お茶の水のニコライ堂まで一緒にみることになりました。で、ニコライ堂をみているとそれはそれでまたおもしろく、ロシア教会独特の屋根の形を四谷シモンは玉葱だと言い、ロディオンさんは基部を含めて蝋燭だと主張し、二人の議論を私がシェイラさんに説明するという感じです。
『砂男』公演そのものについても、シェイラさんから、あっと驚くようなアイデアがいろいろでてきたのですが、それは公演まで秘密にしておきます。シェイラさんがクララを演じるのか、人形を演じるのかという疑問も、彼女から直接きいて氷解しました。
くわしいことは追って。
 

初顔合わせ  投稿者:如月  投稿日:2008年 4月29日(火)09時41分34秒
  5月10日の『砂男』公演で、四谷シモンの人形を舞台の横に展示するという問題はほぼ解決しました。
実は、カネヴァッチさんより一足先に夫人のシェイラ・リベイロさん(ブラジル系の混血)が日本に来ており、今回の企画をすすめているロディオンさん(ロシア人)を交え、今日の昼、四谷シモンと私の四人で初顔合わせすることになっています。自分のイメージづくりのため、事前に四谷作品を確認したいというリベイロさんの強い希望で、人形とリベイロさんの初顔合わせも行う予定ですので、楽しみです。
 

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