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カネヴァッチさんとのやりとり

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月25日(水)12時31分58秒
  ところで、澁澤さんといえば、今年は澁澤龍彦さんが亡くなって20年ということで、澁澤さんがらみの展覧会やテレビ番組が非常に多いのですが(本日発売の『ユリイカ』も澁澤さんを特集していて、四谷シモンはこれにも寄稿しています)、カネヴァッチさんとは、澁澤さんのこともメールで話しています。
曰く、澁澤さんはサドの作品の翻訳者であるが、日本における最初のベルメール紹介者の一人でもあって、すぐ下のスレッドにもちょっと書いたように、四谷シモンは、澁澤さんが書いた記事によってベルメールの存在と作品を知った、と。ですから、澁澤さんがベルメールをどのよに理解していたかは四谷シモンにとってもとても大きな問題なのですが、先日、とある企画の打ち合わせで、澁澤さんにとっては、個々の人形がどういうテーマと結びついているかではなく、人形そのものが大きな問題(テーマ)であって、結局それはフェティシズムと関係しているのではないかという話題になりました。このことはカネヴァッチさんにとっても興味があるのではないかとおもいましたから、その打ち合わせの様子と、そこでの議論の内容が、カネヴァッチさんが『しびれるような事実性』で問題にしていることにとても近いということを簡単にメールしました。
このあたりのこと、私のへたくそな英語でどれだけうまく伝わったかちょっと自信がないのですが、本人からは、すぐに「ファンタスティック。自分が考えているのは、まさにそういうことなんだ」という主旨の返事をいただきました。
 

『しびれるような事実性』

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月24日(火)14時37分20秒
  さて、日伊の郵便事情の件はとりあえずおくとして、カネヴァッチさんの本のタイトル『Una stupida fatticita』は、私にはとても訳しづらいのですが、stupidaは、本人の言い換えではastonishing<驚くべき、驚異の>ということで(stupid<愚か>ではないと明言しています)、ではそれはれはto be numbed<しびれた、麻痺した>に近い感じの言葉なのかときいて、ほぼそのとおりという返事をもらいました。要するに、私の受ける感じでは、カネヴァッチさんのいうstupidaというのは、「が〜んとくる」とか「一発くらわされた」というニュアンスですね。ですからとりあえず、この本のタイトルは『しびれるような事実性』と訳して紹介することにします。
さてこの「しびれるような事実性」というのは、もともと哲学者アドルノの言葉だということですが、タイトル全体をヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』のなかにある「It is not how things are in the world that is mystical, but that it exists. 」(TLP 6.44)に近いニュアンスでとらえていいのかときいたところ、それでいいという返事でした。このヴィトゲンシュタインの文章は、「神秘的なのは、世界のなかに事物がどのように存在するかではなく、世界が存在するということだ」とでも訳しておけばいいでしょうか。
「しびれるような事実性」というタイトルをとおし、カネヴァッチさんは、世界がどのようなかたちで存在しているかではなく、世界が世界であること(世界の事実性)そのものに気がつくと、一発喰らわされたような強いショックを受けて、頭のなかが麻痺してしまうというようなことをいいたいのだとおもいます。
澁澤龍彦さんが『新婦人』に書いたベルメールの紹介を読んだ(見た)ときの四谷シモンのそんなstupidaな感じだったんではないでしょうか。
 

やきもき

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月23日(月)09時04分4秒
  ローマ大学のマッシモ・カネヴァッチさんの『Una stupida fatticita』が刊行されて↓、このところカネヴァッチさんとのメールのやりとりを頻繁に行っています。

http://www.libreriababele.it/shop/dettview.php?cod=0574%20SA

本の方は、出版してすぐにこちらに送ったというのですが、実はまだこちらにとどいておらず、その確認が用件の一つです。また、それと前後して、こちらも『四谷シモン前編』と四谷シモン関係のビデオを送ったのですが、それも先方に届いていないというのです。日伊双方の郵便事情は、いったいどうなってるんでしょうか?
カネヴァッチさんは、今回の出版とからめた新しい企画のため、25日にはブラジルのサンパウロに出発するというので、とてもやきもきしています(「やきもき」って、英語や伊語ではどういうんでしょうかね?)。
 

ヒストリーチャンネル

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月19日(木)09時12分2秒
  世界最大の歴史エンタテインメント専門チャンネル「ヒストリーチャンネル」は、7月28日(土)20:00〜21:00、『時代の響き』シリーズの第19回として、「人形作家 四谷シモン」を放送します。
このシリーズ番組は、「ひとりの人間が生きてきた“証し”、ひとりの人間が遺し伝えたい“想い”―」をコンセプトとするハイビジョン撮影の特番です。

ヒストリーチャンネルの視聴方法、番組の概要等は、↓をご参照ください。
http://www.historychannel.co.jp/index.html
 

『ニッカン現代』のコラム

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月13日(金)13時37分4秒
  7月12日付の夕刊紙『日刊ゲンダイ』(7月11日発行)のコラム「私の人生を変えた一冊」に、四谷シモンが「運命の出合い」として澁澤龍彦さんの『快楽主義の哲学』について書いています。夕刊紙というとバックナンバーが探しにくいかもしれませんが、機会がありましたらお読み下さい。  

青木画廊の「眼展」

 投稿者:如月  投稿日:2007年 7月 9日(月)00時14分26秒
  銀座の青木画廊では、現在独自企画によるさまざまな作家の小品展「眼展」を開催中です。
このなかで、四谷シモンも男の頭部(新作)とデッサンを出展しています。
シモン・ファンのみなさん、おみのがしなく。
同展は7月14日(土)までの開催です。

青木画廊のサイト:http://www.aokigallery.jp
 

澁澤さんの思い出話

 投稿者:如月  投稿日:2007年 6月27日(水)11時38分5秒
  村田さん、書き込みありがとうございます。

ところで、昨日の「公明新聞」文化面に、澁澤龍彦さん没後20年に伴うさまざまな企画展の紹介とあわせ、「澁澤龍彦さんの思い出」として、四谷シモンが書いた記事が掲載されております。
機会がありましたら、お読みください。
 

幻想美術館

 投稿者:村田譲  投稿日:2007年 6月19日(火)22時09分35秒
  こんにちは、如月さん。

埼玉県ではすでに開催されたようですが、「澁澤龍彦幻想美術館」
が札幌芸術の森でも8月に開催されます。
まだ先のこととはいえ、非常に楽しみです。まずは、高丘親王航海
記・探すしかないかな。

http://www16.plala.or.jp/gliding-flight

 

四国で撮影

 投稿者:如月  投稿日:2007年 6月 9日(土)23時07分36秒
  明日は、ちょっとした撮影で、四谷シモンともども、徳島県立近代美術館と鎌田醤油に行って参ります。詳細はまたお知らせ致します。  

再開

 投稿者:如月  投稿日:2007年 5月28日(月)00時36分16秒
  みなさん、こんにちは。
一カ月以上、小掲示板を休止してしまいましたが、ようやく再開できる状態にこぎつけました。
実は私が使用しているPCのOSは、ウィンドウズ2000なのですが、光接続がこのOSにストレートで対応していないため、接続に思いのほか時間がかかってしまいました。
これからまた少しずつ書き込み&メールの送受信を再開致しますので、どうぞよろしくお願い致します。
   *    *    *
crystalさん、展覧会の感想、どうもありがとうございました。
 

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